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『遊星からの物体X(1982年/米 ジョン・カーペンター 原題:THE THING)』 感想

※基本的にネタバレ注意です
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評価 ・・・ ★★★★★(傑作・名作)

ハイ。というわけで、記念すべき当ブログ初のレビューとなるのはジョン・カーペンター監督の『遊星からの物体X』です!
極寒の地に残された南極観測隊員を襲う、ロブ・ボッティンデザインのクッソ気色悪いモンスターの造形が見もの。

ストーリィ
それは南極での不可解な事件が発端だった。ノルウェー隊のヘリが1匹の犬を追ってアメリカ南極観測隊第4基地まで飛んできたのだ。銃や手榴弾を使い執拗に犬を狙うが失敗し、手違いからヘリは爆発。一人残ったノルウェー隊員は止めようとしたアメリカ隊員を撃ち、なおも基地内へ逃げた犬を追うが、第4基地の隊長により射殺される。

ノルウェー隊に何が起こったのか?真相を究明するため、ヘリ操縦士のマクレディ他がノルウェー基地に向かう。そこで彼らが見つけたものは、何かに脅えて自殺し凍りついた男の死体、何かを取り出したと思われる氷の塊、そして異様に変形したおぞましい焼死体だった。一行は調査のため、記録フィルムと焼死体を持ち帰る。

逃げのびた犬はアメリカ基地の中を歩き回っていた。やがて犬小屋に入れられたその犬に対し、他の犬たちはひどく怯える。人目がなくなると、犬の顔は4つに割れ、中からグロテスクな生物が姿を現し、多数の触手をあたりに伸ばした。おぞましい姿となったThe Thing(それ)は他の犬を取り込もうとするが、犬達の咆え声を聞いて駆けつけた隊員たちの火炎放射器によって撃退される。

ノルウェー隊の記録フィルムには、雪原の巨大なクレーターと、その底に埋まっている地球上のものとは思えない飛行艇らしき物体が写っていた。飛行艇は約10万年前のものと推測される氷の層にあった。10万年前に宇宙のどこかからやって来た生物が冬眠から覚めて人間を襲ったのか?その頃、持ち帰った焼死体に変化が生じた。中から触手を伸ばしたそれが出現し、隊員を襲っていく。

それは取り込んだ生物に同化・擬態し、更に増殖することができた。隊員達は誰がそれに同化されているか判断できなくなり、疑心暗鬼に陥る。知らぬ間に取り憑かれていく南極越冬隊員たち。このままでは皆がそれと化してしまう。試算によれば、人間社会に辿り着いたそれが全人類を同化するまでに必要な時間はおよそ2万7000時間。果たして隊員の、そして人類の運命は?(Wikipediaより)


登場人物

R・J・マクレディ (カート・ラッセル/津嘉山正種)
主人公のヘリ操縦士。いつも酒を飲んでいる。基地の貴重な備品であろうコンピューターを勝手に壊す困った男でもある。劇中では“物体”だと疑われて見殺しにされるなど散々であったが、火炎放射器で無双し何とか生き残る。

ブレア (A・ウィルフォード・ブリムリー/富田耕生)
研究所の主任生物学者。ノルウェー基地の名称不明の怪物やドッグ・シングを解剖し、上記のようにコンピューターで“物体”の研究をし、生態を初めて知った人物であるが、そのせいで発狂。ヘリや通信機を叩き壊し犬も惨殺。そのせいで独房(荷物室)入りするがどうにかこうにか脱出。いつの間にか(おそらくは前述の解剖時)“物体”に感染し、最終的にラスボスを務めた。

ドクター・コッパー (リチャード・ダイサート/宮川洋一)
医師。劇中では南極観測隊員たちに「先生」と呼ばれている。
心停止(たぶん)したノリスを診察、電気ショックを行おうとしたが、その際に物体化したノリスの腹が変化した顎に腕を食いちぎられ散々叫んだ挙句死亡。死因はおそらく出血過多。誰か助けてやれよ!

ギャリー (ドナルド・モファット/柳生博)
南極観測隊の隊長。元大尉で射撃の腕は良い。ベニングスとは10年来の付き合い。中盤“物体”疑惑が持ち上がり隊長を辞任している。終盤まで生き残るが、ブレアに顔を鷲掴みにされ、同化された。
眉毛が凄い。

ノールス (T・K・カーター/野島昭生)
黒人のコック。光GENJIよろしくローラースケートで基地内を移動し、ラジカセから大音量で音楽を流している。別にサメと死闘を繰り広げたりはしない。とはいっても最終盤まで生き残っていたため、実は凄いのかもしれない。が、おそらくブレアに同化され死亡したと思われる。

パーマー (デイヴィッド・クレノン/仲木隆司)
第2ヘリ操縦士兼機械技師。愛煙家で、タバコにつまようじを刺して吸っていた。
パーマー自身も知らないうちに、何時の間にか“物体”に同化され、血液検査(本作を代表する名シーン)で発覚。物体化し大暴れしたが焼殺→爆殺のコンボを食らい死亡。

チャイルズ (キース・デイヴィッド/屋良有作)
黒人の機械技師。劇中特に目立った活躍をしたわけではないが、最後まで生き残る。が、今作の続編のビデオゲーム『遊星からの物体X episodeII』では凍死していたことが明らかになった。合掌。

ヴァンス・ノリス (チャールズ・ハラハン/細井重之)
地球物理学者。むちむちボディにたてセタ・生脚・病弱属性と今作随一の萌えキャラ。ついでに首がもげたりお腹から変なのが出たりする。

ジョージ・ベニングス (ピーター・マローニー/寺島幹夫)
ハゲでヒゲの気象学者。最初に“物体”の犠牲者となる。が、両手が変異していただけだった。うーん、消化不良。

クラーク (リチャード・メイサー/藤城裕士)
帽子が特徴の犬飼育係。多分動物好き。犬ぞり用に飼っていた犬達がドッグ・シングに襲われるわ、生き残りもブレアに斧で斬殺されるわ、犬と接触していた時間が長かったために周囲から“物体”ではないかと疑いを掛けられるわと踏んだり蹴ったりで、個人的に今作で一番かわいそうな人物だと思う。
最後は同じく“物体”疑惑のあったマクレディにメスで斬りかかろうとしたところにヘッドショットを食らい死亡。そんな行動に走ったのも仕方ない気がする・・・

フュークス (ジョエル・ポリス/納谷悟朗)
生物学助手。いち早くブレアの変異に気付き、彼のノートを読んで、暗がりの中で同化するなど“物体”の特性を知った。
物語中盤で謎の焼死を遂げる。

ウィンドウズ (トーマス・G・ウェイツ/池田秀一)
なかなか繋がらない無線通信技師。劇中では鍵を落とすわ、火炎放射をし損ねるわとマヌケなところが目立つ。
パーマー・シングに踊り食いされたあと物体化しかけていたが、その際「生き返るぞ!焼いちまえ!早くしろ!焼け!」といわれるなど人望もなかったと思われる。
その後マクレディに焼殺された。

(ジェド/吹き替えなし)
ノルウェー人隊員に追われていたわんわんお。実は“物体”。南極観測基地アメリカ隊にあざとく助けを求め、保護された後は基地内をぶらぶら歩きまわっていたが、ベニングスに檻に入れるよう言われたクラークに連れられ、犬小屋に入った。クラークがいなくなった後、ほかの犬たちを襲い始める。


登場クリーチャー

ドッグ・シング
ドッグ・シング1
劇中一番最初に登場したクリーチャー。南極観測隊ノルウェー基地から逃げてきた犬が変異した姿。
顔が4つに裂け、そこから頭蓋骨が転がり落ちるシーンは有名だが(下の画像)、
なんだこりゃ

左下に注目

ドッグシング2
その後なぜか背中から首が生え、頭が再生している。何でや?
また、腸を思わせる不気味な触手も特徴である。
駆け付けた隊員たちに銃撃され、腕(犬なのに3本指な上対向指)を伸ばし屋根裏に逃げるが、チャイルズに消毒される。

名称不明の怪物
名称不明
ノルウェー南極観測基地に残されていた、2体が融合しているとも、1体が分裂しているともとれる謎の焼死体。
しかしレア焼きだったようで、活動を再開しベニングスを襲い、同化した。

ベニングス・シング
ベニングス・シング
“物体”に同化されていた最中に発見された。変異しているのは腕のみである。隊員たちが見る中、自殺願望でもあったのかしゃがんだまま抵抗もせずに消毒された。

ノリス・シング
ノリスシング1

ノリス・シング2
本作を代表するクリーチャー。クーパーの腕を食ったノリスの腹から現れた。
歪な造形、短い手足、蟹か蜘蛛のような脚、ろくろ首のような長い首、バナナマン日村似の顔など、スゲェキモい。
が、その正体は囮でありその場で動けないためマクレディに火炎放射器であっさり消毒される。

ノリス・ヘッド
ノリス・ヘッド

ノリス・タング

ノリス・ヘッド

ノリス・ヘッド
ノリス・シングが隊員たちの気を引いているうちに“物体”が逃げるため、首がもげて変異したクリーチャー。
リッカーよろしく長い舌を机の脚に伸ばし、陰に隠れてから脚と眼柄を生やし逃走しようとした。
その際物陰からちょこちょこと様子をうかがうシーンはユーモラス。
隊員たちの背後に隠れ逃走しているところをパーマーに見つかり、マクレディに消毒された。余計なことを・・・

パーマー・シング
パーマー・シング1

パーマー・シング2
血液検査で正体がばれたパーマーの頭部と腕部が変異したクリーチャー。パーマー自身この姿になるまで自覚がなかったようなフシがある。
人間に近い姿ゆえか今作で一番活躍した。縄を引きちぎり、床を踏み抜いて跳躍。なぜか壁に張り付き、火炎放射器を突きつけられると床に降りウィンドウズを踊り食いし、投げ飛ばした。その直後なかなかつかなかったマクレディの火炎放射器が起動、消毒され、壁をぶち抜き雪原で力尽きた後ダイナマイトで木端微塵に吹き飛んだ。

ブレア・シング
ブレア・シング1

ブレア・シング2

ブレア・シング3

ブレアがギャリーとノールスを吸収、変異したクリーチャー。今作のラスボスなのだが弱い。
床を破壊し(レールの上の金属球を走らせて撮影したのだとか)、起爆装置を飲み込み仰々しく登場したが、そこは爆破用のダイナマイトがそこらじゅうに置かれた発電室だったため、マクレディの投げたダイナマイトが誘爆し登場後1分も持たずに倒された。
また腹からドッグ・シングを出すのだが、その様子がまるで物体二人羽織といった趣で若干シュール。
劇中では暗くて全体像がよくわからないが、それはストップモーション・アニメの部分(3枚目の画像)がカットされアニマトロニクス部分のみが採用されたためだったりする。撮影に使用されたミニチュアはとても精巧だったが、その出来はお察しくださいといったレベルであった。ロブ・ボッティンの映像が素晴らしすぎたからかもしれないが・・・

“物体”
10万年前にやってきた円盤の中にいた宇宙生物。劇中では“物体”そのものは登場せず、同化対象の細胞を使い変異させた姿のみが登場した。ちなみに原作の短編小説『影が行く』では登場し、青い体に3つの赤い目を持っていた。


豆知識
・本作の続編がビデオゲーム『遊星からの物体X episodeII』として2003年に発売されている。
・本作の前日談『THE THING(遊星からの物体X ファーストコンタクト)』が2011年秋に公開されている。日本では2012年8月4日に公開。
・基地内には有名な模型メーカー『レベル』の箱がある。
ドイツからのレベルX

・ロブ・ボッティンのデザインしたクリーチャーたちは「地球上の様々な生物やその一部の形状を混ぜ合わせたおぞましいものにまとめた(byWikipedia)」今までにない衝撃的なものであった。が、今のデザインに決まるまでは紆余曲折があったようで、没デザインは以下のような、従来のモンスターに近いものであった。

没デザイン1没デザイン2
没デザイン3没デザイン4
没デザイン5没デザイン6
没デザイン7没デザイン8

・・・こうならなくて本当に良かった


感想
いやー「侵略SFの新古典」と言われるだけあって実に良い!です。
「寄生獣」に影響を与えたとされるクリーチャー造形も素晴らしい。CGの使えぬ80年代初頭に、SFXを駆使して生み出されたインパクト絶大のその姿は、今のCGクリーチャーたちにも1歩も引けを取りません。
誰が“物体”なのか?という疑心暗鬼の状態も見ていて緊張感があります。
悲壮感のあるラストや、それを引き立てる音楽も良質です。
ですが、内容が内容なので人には進めにくい映画かも?ですねw
あとむちむちたてセタのノリスくんは萌えキャラ。

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