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『ブレードランナー(1982年/米 リドリー・スコット 原題:Blade Runner)』 感想

※基本的にネタバレ注意です
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評価 ・・・ ★★★★☆(良作)

今回は、サイバーパンク映画の元祖とされ、英国の映画誌で“史上最高のSF映画”に選ばれたリドリー・スコット監督の『ブレードランナー』の感想です。

ストーリィ
2019年、地球環境の悪化により人類の大半は宇宙に移住し、地球に残った人々は人口過密の高層ビル群が立ち並ぶ都市部での生活を強いられていた。宇宙開拓の前線では遺伝子工学により開発された「レプリカント」と呼ばれる人造人間が、奴隷として過酷な作業に従事していた。レプリカントは、外見上は本物の人間と全く見分けがつかないが、過去の人生経験が無いために「感情移入」する能力が欠如していた。ところが製造から数年経てば彼らにも感情が芽生え、人間に反旗を翻す事態にまで発展した。しばしば反乱を起こし人間社会に紛れ込む彼等を「処刑」するために結成されたのが、専任捜査官“ブレードランナー”である。

タイレル社が開発した最新レプリカント"ネクサス6型"の男女6名が人間を殺害し脱走。シャトルを奪い、密かに地球に帰還し潜伏していた。人間そっくりなレプリカントを処刑するという自らの職に疑問を抱き、ブレードランナーをリタイアしていたデッカードだったが、その優秀な能力ゆえに元上司ブライアントから現場復帰を強要される。捜査の為にレプリカントの開発者であるタイレル博士に面会に行くが、タイレルの秘書レイチェルの謎めいた魅力に惹かれていく。

レプリカントを狩ってゆくデッカードだが、やがて最後に残った脱走グループのリーダーであるバッティとの対決の中で、彼らが地球に来た真の目的を知る事になる。(Wikipediaより)



登場人物
※吹き替えはTBS版を表記。DVD・BD「ブレードランナー クロニクル」で見ることができます

リック・デッカード (ハリソン・フォード/堀勝之祐)
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主人公。もとブレード・ランナーであり、今は退職していたが、ブライアントに復帰させられた。・・・なのだが、劇中ではレプリカントに凹られたり逃げ回ったりするなどかなりマヌケ。ディレクターズ・カット(最終版)ではレプリカントということになっているが、あの弱さからすると考えにくい。その上レイチェルとのラブシーンで「好きだと言え」「キスしてと言え」「抱いてと言え」とムリクリ言わせるシーンは正直ただの変態であり、インディアナ教授の頃の姿は影も形も無い。

ロイ・バッティ (ルトガー・ハウアー/寺田農)
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スペース・シャトルを奪って乗員を皆殺しにし、地球に密航したレプリカントの首領。自分たちの寿命を延ばすため、そして「自分たちはどこから来て、どこへ行くのか」を知るために地球に来た。個体識別番号:N6MAA10816、製造年月日:2016年1月8日、機能:戦闘(兵士だったのだろうか?)、体力、知力ともにAレベルのエリート。
デッカードとのラストバトルでは、本当の死の恐怖を味あわせ、そして自分達にもそれがある(レプリカントにも感情がある)ことを伝えるために、どこかゲームを楽しんでいるかのような言動をしていた。パンツ1丁で狼のような遠吠えをし、掌に古釘を刺し(初見だと意味不明であったが、『メイキング・オブ・ブレードランナー ファイナルカット』によると、「エネルギーを“充填”」するための行為だったらしい)デッカードを追いかけ回すが、その最中に寿命が限界に達し、ジェダイじゃないのに奥義ブラ=サガリを発動していたデッカードを引き上げた後、名言「お前ら人間には信じられないものを俺は見てきた。オリオン座の近くで燃えた宇宙船や、タンホイザーゲートのオーロラ・・・そういう思い出もやがては消える。その時がくれば。涙のように・・・雨のように・・・その時が来た」を残し、静かに機能を停止した。
劇中での存在感は素晴らしく、完全にハリソン・フォードを食っていた。

レイチェル (ショーン・ヤング/戸田恵子)
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本作のヒロイン。タイレルの秘書だが、その正体は記憶(タイレルの姪の記憶が移植されている)と長い寿命を持つ新型のレプリカント。劇中では人間を上回っている能力の描写はなかったが、少なくとも銃の腕はデッカードより上である。
当初は自身が人間であると思っていたが、デッカードから真実を知る。その後なぜかデッカードに惹かれていったようで、ラストでは2人で逃避行をすることになる。「完全版」ではなぜか残っている大自然の中を二人でドライブするというムリクリねじ込んだかのようなラストであったが、「最終版」ではエレベーターに乗ったところでオシマイであり、彼女のその後がどうなったかはうかがい知れない。
第三使徒サキエルもびっくりの肩パッド(衣装デザインはバンドデシネの巨匠として知られるフランスの漫画家「メビウス」ことジャン・ジロー)とリーゼントが特徴であるが、後半で髪を下してしまう。どちらが良いかはあなた次第。

ガフ (エドワード・ジェームズ・オルモス/池田勝)
ガフ
ガフの作品集 にわとりガフの作品集 ちんこガフの作品集 ユニコーン
謎の折り紙職人。デッカードの同僚で、「ブレードランナー」であり、マルチリンガルでもある。
劇中での登場回数は少ないが、要所要所で非常に強い印象を残す。また、ポリススピナーの運転手も彼である。
劇中で制作した作品は「鶏(きちんと足がある)」「棒人間(ポコチンがエロ同人でもないようなデカさで勃っている)」「一角獣(2枚の折り紙を組み合わせている)」の3つ。最後のユニコーンの折り紙はバージョンによっては非常に深い意味を持ち、「レプリカントであるデッカードを監視する真のブレードランナー」という説もあるほど。
折り紙は日系の母親から教えてもらったという。母親も折り紙職人だったのだろうか?

ブライアント (M・エメット・ウォルシュ/神山卓三)
ブライアント
どう見ても駅な(実際駅で撮影された)警察署で勤務するデッカードの元上司。禿に口髭のデブといういかにもな外見。胃が悪く、下戸。
やられたホールデンの代理として、レプリカント脱走事件を解決させるため、デッカードを招集させた。が、デッカードはあの有様である。なんでわざわざこんなやつを招集したのだろう?よっぽど人手不足だったのだろうか?

プリス (ダリル・ハンナ/高島雅羅)
プリスblade_runner[1]
個体識別番号:N6FAB21416、製造年月日:2016年2月14日、体力:A、知力:B 。ブライアントによれば「カワイ子ちゃんタイプ」。宇宙基地の兵隊慰安用モデルとのことで、あんなことやそんなことやこんなことをされていたと思われる。想像してはいけない。
ゴミ捨て場で眠ろうとしているときにセバスチャンに見つかり、彼のアパートに上って一晩過ごす(セバスチャンは親切だなぁ)。そこでロイと合流し、デッカードを騙し討ちするためにピエロのような奇妙なメイク(通称「歌舞伎アライグマ」)をしてアパートに溢れかえる自動人形のふりをした。はたしてデッカードはまんまと騙され、絶叫しながらグルグル回転し襲いかかったが、隙を突かれ腹部をデッカードブラスターで2発撃たれ<回収>された。
ロイが地球にやってきた理由の一つが、彼女を延命させることであった。

リオン・コワルスキー (ブライオン・ジェームズ/大宮悌二)
リオン
訳によっては"レオン"とも。個体識別番号:N6MAC41717、製造年月日:2017年4月10日、体力:A、知力:C 。機能は戦闘及びに核廃棄物の運搬。200ポンド(約90キロ)の荷物を運べるらしい。核融合炉のある植民惑星・・・彼は惑星LV-426に派遣されていたのだろうか?(ちなみに『エイリアン2』の公開は、本作の四年後の1986年)
作業員としてタイレル社に潜り込もうとするが、ホールデンのヴォイド=カンプ(VK)テストでレプリカントだとばれそうになり彼に発砲。逃走し、その後はロイとともに行動するが、デッカードがゾーラを<回収>するとこを目撃し激昂(リオンはゾーラに惚れていたらしい)。デッカードブラスターを弾き飛ばしトラックの壁を突き破るほどのパンチ(鉛版を実際にパンチで殴って撮影された)でデッカードを凹しチョキでドーーーン!!して殺そうとするが、デッカードブラスターを拾っていたレイチェルに頭を撃たれ<回収>された。
「フンターバーサーホテル」というところにゾーラ達レプリカントとともに泊まっていた。これは本当の家族がいないレプリカントが集まって代用家族のようなものを作っているのだとか。
名言『目を覚ませ!死ぬ時間だ!』は、リオン役のブライオン・ジェームズが考えたもの。

ゾーラ (ジョアンナ・キャシディ/横尾まり)
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戦闘(暗殺任務)用のレプリカント。個体識別番号:M6FAB61216、製造年月日:2016年6月12日、体力レベル:A、知力レベル:B。
ナイトクラブ「スネーク・ピット」で“ミス・サロメ”と名乗りスネークダンサーをしていたが、デッカードに見つかり、隙を突いて凹ったあと逃走。画像のスパンコールまみれからハイヒールブーツに硬質ビキニ、透明のコートというクイーンズブレイドにでも出てきそうな格好で街中を逃げ回るがデッカードブラスターで背後から2発撃たれ<回収>された。
演じたジョアンナ・キャシディは蛇を6匹も飼っており、その爬虫類の知識を買われて抜擢された。

人工蛇XB71(ダーリン/吹き替えなし)
スネークディーラーのアブドル・ベン=ハッサンによって人工的に作られたレプリカントの蛇。鱗には製造番号が刻まれている。
演じた「ダーリン」は雄で、品種はビルマニシキヘビ。ゾーラ役のジョアンナ・キャシディが飼っている蛇である。

ホールデン (モーガン・ポール/二瓶秀雄)
実は生きてたホールデン2
「ブレードランナー」で、デッカードの前任者。
作業員としてタイレル社に潜り込もうとしたリオンにVKテストで取り調べをするが、その最中に撃たれて重傷を負い、病院送りになる。
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その後集中治療用カプセルの中で、見舞いに来たデッカードを諌め、アドバイスをした。
・・・はずであり、実際に撮影もされたのだが、リドリー監督によって全カット。何時の間にか死んでいた。なぜ殺たし。
ちなみに、劇中初めて喋った人物でもある。

JF・セバスチャン (ウィリアム・サンダーソン/村越伊知郎)
セバスチャン
レプリカントの一部設計を担当した遺伝子設計技術者。暇を見つけてはガラクタから自動人形を作っている。ホルモンの異常による若年性老人病(メトセラ症候群)を患っている。そのため、身体検査で落とされ地上勤務をしている。
温和で気弱な性格で、本作屈指の善人。ゴミ捨て場で出会ったプリスをかくまってやったところ、やってきたロイに脅迫されタイレル社に行くことに。タイレルの殺害現場を目撃した後、ロイとともに冷凍室に行き、そこで冷凍睡眠をしているオリジナルのタイレルを見せる(先ほど殺されたタイレルはレプリカントだった)。ロイに起こせと迫られたセバスチャンは泣き崩れながら自分が冷凍睡眠中のタイレルを手違いで死なせてしまったと告白し、造物主がいなくなったことに取り乱したロイに冷凍室の壁に塗り込められるようにして殺害されてしまう。
・・・のだが、そのシーンは撮影されずに全カット、セバスチャンは死体が見つかったとだけ報告される。なぜ殺たし。ロイを演じたルトガー・ハウアーも「セバスチャンは冷凍室のシーンの有無にかかわりなく殺されることになっていたが、どうしてそんな必要がある?彼はただの手先だ。悪い人間じゃない。殺される必要などなかったんだ」と述べている。まったくもってその通りである。合掌。

スシバーのマスター (ロバート・オカザキ/千葉順二)
ふたつで十分ですよ!
ふたつで十分ですよ!!

エルドン・タイレル (ジョー・ターケル/大木民夫)
bladerunner-still3-lg[1]濃厚なHOMO☆Kiss
レプリカントの基本設計を行った天才科学者で、タイレル社の社長。眼鏡がデカい。
チェスをするという口実で本社ビルに潜り込んだロイに延命させろと迫られるが、そんなことしたら猛毒のウィルスが生じてしまう、やることはやった、アキラメロンと言い放ち、ロイに濃厚な濃厚なHOMO☆Kiss(二枚目の画像)をされた後顔を握りつぶされ死亡。
前述のとおり、脚本段階ではレプリカントであったようだ。

ハンニバル・チュウ (ジェームズ・ホン/千葉順二)
ハンニバルチョウ
街角の低温室でレプリカント用の眼球を作っている技師。割り箸で眼球を扱うアグレッシブな性格である。たくさんのチューブが繋がれた特徴的な防寒コートを着ている。が、そのコートはレオンに引き裂かれ、引っぺがされてしまった。誰が弁償するんだよォーッ!
劇中では生死不明だが、脚本段階では凍死してしまっている。なぜ殺たし。
ちなみに、眼球工房のシーンは実際にマイナス21℃の冷凍肉貯蔵庫の中にセットを作ったのだとか。


登場メカニック

ポリススピナー
あのさぁスピナー
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スピナー1
SFカーの中でも著名な車。空を飛び、地上も走れる万能マシン。デザインしたシド・ミードによれば「タービンを使った重航空機」とのこと。
乗り物プロップの常で複数のサイズの物が作られたが、最大の物は実物大で、クレーンで吊って飛ばしていたらしい。
フジミ模型から1/24スケールでプラモデルが発売されているが、版権が複雑なせいか「ブレードランナー」のブの字も無い商品だったりする。あのさぁ・・・

アルマジロ・バン
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セバスチャンがスペアパーツの寄せ集めで作ったピックアップ・トラック。左右非対称のデザインが印象的である。

デッカードブラスター
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劇中でデッカードが使用する拳銃。『エイリアン2』の「パルスライフル」と並び、非常に高い人気を誇るステージガン。小道具主任のテリー・ルイスが特急作業でプロップを制作した。オーストリー製のライフルの装弾部部分を切断し、リボルバー式の拳銃と合体させた上に、電飾加工を施したものである。(Wikipediaより)
また、「当の配給会社や制作会社自身もこの銃に関しては正確にその実態を把握していない(従って版権侵害の主張も難しい)状態であるため、事実上の版権フリーに等しい著作権のグレーゾーン状態にある。従って、現在では「ブレードランナー」や「リック・デッカード」等の作品固有の権利名称を冠して販売しない限り版権許諾申請の必要はない。(これもWikipediaより)」であるため、本銃のレプリカモデルが「留之助ブラスター」「高木ブラスター」等という名前で販売されていたりする。あのさぁ・・・

ちなみに監督に「近未来的にすぎる」と言われ没られたシド・ミード版ブラスターのデザインはこんな感じ。
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・・・確かに近未来的というか、なんだかドライヤーみたいである。

ヴォイド=カンプ分析装置
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ヴォイトカンプ
感情移入の微妙な違いで、人間とレプリカントを見分けるための装置。テストを行う時はこの装置を起動した状態で訳の分からん質問を20問から30問ぶつける。
「光彩の無意識な変化、顔の毛細血管の膨張、体内の物質の変化(『メイキング・オブ・ブレードランナー ファイナルカット』より、浅倉久志・訳)」によって相手を分析する。特徴的な黒いふいごは、空気のサンプルを採取するためにあるのだとか。

エスパー
エスパー
警察用スーパー・コンピューター。「精巧な三次元解析能力と捜査官が現場に行かなくても部屋を調べるこのが可能なように写真を分析・拡大できる、低温システムを備えた高度なコンピューターである」とのこと。上から写真を挿入し、音声で指示して画像の拡大・縮小・パン・フォーカス・トリミング・印刷ができる万能マシンであるが、今ならフォトショップあたりでできてしまいそうなのが悲しい。

ヴィド・フォン
ヴィドフォン
一言でいうなら公衆TV電話。カードを挿入したあと電話番号を入力し、相手の顔を見ながら会話できる。
・・・古い子供向け図鑑にも書いてあったが、昔はTV電話が未来の電話の象徴だったようだ・・・。

タイレル・ピラミッド
タイレル本社ビル
タイレル社の本社ビル。高さは約1マイル(1.6キロ)で600~900階建ての超ド級大型建築。デザインは古代マヤ文明のピラミッドがモチーフとなっている。
撮影に利用されたプロップは約2.5フィート(75センチ)ほどの大きさだったとか。
・・・ああもうめんどくせぇなぁ!!国際基準なんだからアメリカ人もセンチ/メートル法使えよ!(理不尽な怒り)


豆知識
・ロイは人造人間のくせに詩的感覚があり、最期のセリフもその1つだが、実はこれ、誤訳なのだとか。正しくは「俺は、お前ら人間には想像もできないものを色々見てきた。オリオン座の側で炎に包まれた攻撃型宇宙船。タンホイザーゲートの近くで闇の中に輝くCビームを見た。それら全ての瞬間は時が来れば失われる。雨の中の涙のように。・・・死ぬ時間だ。」である(ニコニコ大百科より)ちなみに原文は「I've seen things you people wouldn't believe. Attack ships on fire off the shoulder of Orion. I watched c-beams glitter in the dark near the Tanhauser Gate. All those moments will be lost in time, like tears in rain. Time to die.」。また、この台詞はロイ役のルトガー・ハウアーが即興で考えたもの。スゲー。
・ロイとタイレルの濃厚なHOMO☆Kissのシーン。ロイはプリスともキスをしており、ではロイはバイのロイ・バッティということになるか?というとそうではないようだ。ルトガー・ハウアーによると、セクシャリティの話ばかりする人々を見て、ロイにはセクシャリティなど無意味、関心も無いというアイデアを思い付いたらしい。ロイがやたらとキスをするのは感触が好きなだけらしい。
・ラストでロイがデッカードを助けたシーンは様々な憶測を呼んでいるが、監督のリドリー・スコットによると理由は「ただの反射」。えぇ・・・
・ロイが死んだあと空に向かって飛び去っていく鳩。あのシーンは別途イギリスで撮影されたものである。当初は雨の中で撮影していたのだが、濡れた鳩はルトガー・ハウアーの手から離れた後飛ばずに歩き去ってしまった。濡れていると飛べなかったのだ。
・セバスチャンの住んでいるビルは、ロサンゼルスのダウンタウンに実在するブラッドベリ・ビルで撮影された。名前は『原子怪獣現わる』の原作『霧笛』で知られるレイ・ブラッドベリにちなんでいる。
・本作の代名詞となっている『強力わかもと』。芸者が飲んでいるのは普通胃腸薬だと思うだろうが、製作スタッフは避妊用のピルのつもりだったらしい。エエーッ!?
・本作の公開年・公開日はともに『遊星からの物体X』の公開日と同じ。
・ガフの話すシティ・スピークはガフ役の俳優エドワード・ジェームス・オルモス氏が語学教室の教授とともに考案したもの。ちなみにオルモス氏自身はメキシコ系アメリカ人である。
・冒頭の「これを4つくれ」「ふたつで十分ですよ!」は何が2つで十分なのか長らく不明であったが、リサーチ試写版(ワークプリント版)では中身が映っている。それがこちら。
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ついでに動画も。

・・・うん。これは2つで十分だ。正しかったのはデッカードではなく店主のオヤジだったようだ。
しかし・・・丼ものを頼んだ上に『うどんも忘れるな』と注文したデッカード。食い過ぎではなかろうか。


感想
本作で描かれているのは、今となってはありふれた未来像ですが、80年代初頭では衝撃的なものだったに違いありません。リドリー・スコットのセンスとシド・ミードのデザインによって造られた未来都市の情景や、ヴァンゲリスの手がけた電子音楽は、強く印象に残ります。
ではなぜ星ひとつ引かれてるのか。理由は3つあります。2つで十分ですよ。
1つは私の足りない頭ではいまいちストーリーが理解しにくかったとこ。少々難解でした。
2つはデッカード弱すぎということ。いつやられてもおかしくなかった。ラッキーマンか。
3つめは「完全版」でのあのムリクリすぎるラストの逃避行。なんであんな自然が残ってたんだ。レイチェルの寿命に関しての説明も少々強引。
しかし、この映画がSF映画の金字塔であるという事実は変わりません。このブログを読んで本作に興味を持ち、見たいと思ってくれれば幸いです。
あと、個人的にはガフとセバスチャンが好みです。2人ともいいキャラしてます。

メイキング・オブ・ブレードランナーファイナル・カットメイキング・オブ・ブレードランナーファイナル・カット
(2007/12)
ポール・M.サモン

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この記事はこの本を読んで書きました。当記事に書いてあることの98%はこの本に載ってます。『ブレードランナー』を観たものなら必携の書。オススメ。


1/24 スピナー1/24 スピナー
(2011/11/11)
フジミ模型

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あのさぁ・・・

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Comment

No.5 / [#tsjhDwbA] No Title

寺田農出てるのか胸熱

2012-05/18 22:55 (Fri) 編集

No.6 / 名も無い者 [#-] 返信

>寺田農出てるのか胸熱
「破壊の連続だろう?それがラピュタ王の一生だ」 まぁ私もまだ吹き替え版は見れて無いんですけどね

2012-05/20 01:57 (Sun)

No.7 / loop [#-] No Title

今見てます
そしてブライオンジェームズ検索でここに来ました
面白い解説でした

2つじゃここに来た理由は不十分ですよ

2012-05/30 05:59 (Wed)

No.8 / 名も無い者 [#-] loopさんへ

>ブライオンジェームズ検索でここに来ました
54歳の若さで・・・(´;ω;`)ウッ・・・

>面白い解説でした
ありがとうございます。下のほうにamazonリンク張ってる「メイキング・オブ・ブレードランナーファイナル・カット」を読むと幸せになれるともいますよ。ほとんどこの本読みながら記事を書きましたから。

>2つじゃここに来た理由は不十分ですよ
ふたつで十分ですよ!ふたつで十分です!(日本語吹き替え版)

2012-05/30 23:12 (Wed)

No.25 / Hyde [#MNGKt0ro] No Title

この映画は大好きです!リアルタイムで見ました!
そのころの最先端の若者にはバイブルのような物でした。
プリス画像を検索していてたどり着きましたが、
余りの解説の面白さ・マニアックさに、読み切ってしまいました(笑)
自分でも知らなかったことや漠然としていたことが分かって、すごく嬉しかったです。
「二つで十分ですよ!」は一部ではやり言葉にもなりww
でもこの二つって、うどんの事かとばかりおもっていましたが、
うどんじゃなくて丼ものを頼んでいたなんて。。
あ~~映画で、それ、4つくれ!って指さしていたものが、丼ものなんですね!
そりゃ~~、「二つで十分ですよ、分かって下さいよ~~^^;」ってオヤジが嘆くハズです^^;
そのうえうどんまでとは。。ww
いや~~楽しかったです~~ありがとうございました^^

2016-03/04 10:25 (Fri) 編集

No.26 / 名も無い者 [#-] No Title

こんな放置ブログにコメントを、わざわざどうもありがとうございます。承認と返信が10日も遅れてまことに申し訳ございません。

>リアルタイムで見ました!
私は後年になって映像ソフトで鑑賞したので、うらやましい限りです。

>解説の面白さ・マニアックさに、読み切ってしまいました
>知らなかったことや漠然としていたことが分かって、すごく嬉しかったです
とても嬉しいお言葉です。関連書籍が多く出ているからこそ出来る事でしたね。今じゃ1つの作品でこんな長い記事を書く体力はありません・・・この記事を書くのにも数時間かかりましたからねぇ

>オヤジが嘆くハズです
明らかに食い過ぎですよね、デッカードはw 本作をオマージュしたゲーム『スナッチャー』でも(・・・女房に言われたっけ。よく食べるわねって・・・)という台詞があったそうですからw

>いや~楽しかったです~ありがとうございました
いえいえこちらこそ!重ね重ね、コメントしていただきありがとうございます!

2016-03/14 08:07 (Mon)

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